検索クエリを起点として、表示回数やクリック数、CTR、掲載順位をクリック数降順で表示しています。
クエリに含まれるワードや組み合わせだけでなく、指名検索ワードや注目ワードがどのように使われているのか、クリック数やCTRに注目して確認してみましょう。
■ 指名検索ワード
「〇」のものだけをフィルター表示すると、指定期間に指名検索された回数がすぐにわかります。
- 自社またはクライアントのブランドやサービス名、製品名がどれだけ認知されているかの目安になります。
- レポート作成時に表記揺れ(例:FARO/ファーロ/ファロ)への対策を済ませておくことで、フィルターによる絞り込みの精度をあげることもできます。詳しくは、「指名ワード/注目ワードを使いこなす」をご覧ください。
▶︎ サイト改善のポイント
- 指名検索ワードでの表示順位が低い場合は、最優先での対策が必要となります。まず、サイトが正しくインデックスされているかどうかを確認してください。
- 同名のサービスが他に存在する場合やアフィリエイト広告を実施しているサービスの場合は、公式サイトが必ずしもトップに表示されるとは限りません。
■ 注目ワード
「〇」のものだけをフィルター表示すると、流入させたいクエリのパフォーマンス(ユーザーがそのクエリで検索をしているのか、クエリが流入につながっているのか)を確認できます。
「標準CTR」や「カテゴリ」「重要度ランク」と組み合わせて分析します。
■ 標準CTR
ニューヨークのマーケティング会社が公表している平均掲載順位とCTRの関係を基にした、期待されるCTRの値です。
「標準CTR」列の値が「CTR」列(E列)よりも小さい場合はサイトのパフォーマンスが期待以上で、大きい場合はパフォーマンスが期待以下(改善の余地が大きい)ということになります。
■ カテゴリ
CTRと平均掲載順位を元に、各クエリをA〜Dに分類したものです。
- A:平均掲載順位とCTRのいずれも高いため、SEO対策は不要です。
- D:平均掲載順位とCTRのいずれも低いのですが、SEO対策の優先度はそれほど高くありません。
検索キーワード分析レポートで注目するべきポイントは、カテゴリBとCです
- B:平均掲載順位は高いものの、CTRが低いクエリです。上位表示されているにも関わらずCTRが低いということは、検索結果の表示内容(SERP)とユーザーニーズのミスマッチが発生している可能性があります。
- C: 平均掲載順位は低いものの、CTRが標準よりも高いクエリです。ユーザーニーズを満たしているにも関わらず平均掲載順位が低いため、本来であれば得られたはずの流入を取り逃がしている可能性があります(SEO対策で掲載順位を上げることにより、流入増加が期待できるキーワード)。
▶︎ サイト改善のポイント
「カテゴリ」列をBとCでフィルター表示、重要度ランクを降順にすることで、最優先で対策が必要なクエリがわかります。
- カテゴリBのクエリ:ユーザーニーズを再確認して、ページタイトルやディスクリプションを改善します。
- カテゴリCのクエリ:LPのSEO対策を改善することで上位表示を狙います。当該クエリで上位表示されているサイトの訴求方針やコンテンツの品質を分析してそれに近づけた上で、オリジナルの情報を付加することで上位表示される可能性が高まります。
■ 重要度ランク
CTRが標準CTRから大きく離れているほど(絶対値)、数値が大きくなるようにランク付けされたものです。